原作は松本零士ですがオリジナルストーリーの和製アニメ。
注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
公式ホームページより - 遥かなる未来…あるいは、遠い過去のことかもしれない。他の銀河にまで進出し、数多の植民惑星を開拓した人類であったが、異星文明との共存もついに果たせず孤独であった。いつしか衰退し始めその勢力を失いつつあった人類は、発祥の地である地球への帰還を望むようになった。
しかし、宇宙に広がった人口は5000億を超え、地球に住める数は限られていたため、地球居住権を巡る争いは血みどろの大戦に発展。それは「カム・ホーム戦争」と呼ばれた。
人類はこの戦争を調停する為、「ガイア・サンクション」という統治機構を生み出し、地球は【永遠の聖地として、何人たりとも立ちいることは許されない】聖域となり封印された。
前に進む意欲もなく、帰れぬ故郷を遠くに仰ぎ見ながら、緩やかな”滅び”に身を浸す日々。今、人類は後悔の時代を生きていた。
そんな時代に反抗し、宇宙の深淵を旅し続ける男がひとり。不滅の肉体を持ち、100年の長きに渡って連合艦への襲撃を繰り返す海賊。広域指名手配S-00999。その男の名はハーロック。
【感想】
アルカディア号の航跡がカッコイイです。
私自身の人生を映しているともいえます。
学生時代、友達から「お前の下宿にはサルマタケが生える!」と言われて喜んでたし、この世界にはどこか親しみを感じてますね。
ヤマ(三浦春馬)とハーロック。
ハーロックはカッコ良さ過ぎましたけど。
美少女役のFさん、ありがとう。
私の我儘を聞いてくれた友人達もありがとう。
あの頃、昔ラリーもやってた本屋さんの伝票整理のバイトやなんかもお世話になりました。
街灯もろくに無い路地を歩いていたあの頃の自分を思い出します。
和製らしく(?)兄弟の確執やら幼馴染の思い違いやら入って湿っぽくなってますが、表面の仕上げなんかと共に日本製の限界かもしれませんね?
松本零士の描く世界に親近感を持っていたのはなぜなんでしょうか?
別にドイツが好きだった訳でも
貧乏暮らしがすきだった訳でもないと思います。
この方も一つの時代の境目を生きた人だとおもうのです。
そして境目の前なのでしょう … 。
関連作品:君に届け … 三浦春馬 出演
春を背負って … 蒼井優 出演
2020.06. ................ 傑作映画館の目次ページへ